＜東都大学野球：駒大２－０亜大＞◇第６週最終日◇１６日◇神宮

　初の４連覇を目指す亜大が駒大に敗れ、自力優勝がなくなった。

　中１日で先発した山崎康晃投手（３年＝帝京）は２回５安打２失点でマウンドを降りた。１回、いきなり２死三塁のピンチを招き、４番江越大賀外野手（３年＝海星）に適時二塁打を打たれて先制点を奪われた。５番福山亮内野手（３年＝東海大相模）にも中前適時打を許した。両打者とも１ストライクからカウントを取りにいったツーシームを狙われた。「１回に点を与えて、チームにリズムを作れませんでした。慎重に投げすぎました」と悔やんだ。

　山崎を２回で交代させるなど、６人の投手をつぎこんだ生田勉監督（４６）は「投手には初めから３点は仕方ないと言ってある。その意味では仕方ない。野手がもっと投手陣を助けられれば」と振り返った。

　自力での優勝が消えた亜大は次週、駒大が国学院大戦で勝ち点を落とした場合に逆転優勝のチャンスが出てくる。