<関西地区大学野球選手権:京産大3-1奈良学園大>◇4日◇第2代表決定戦決勝◇南港中央

 奈良学園大(近畿学生)は京産大(関西6大学)に惜敗し、初の明治神宮大会(14日開幕)出場はならなかった。

 先発の川口紘輝(3年=箕島)が4回、3四球がらみで3失点。5回に松木大輔捕手(1年=常葉学園菊川)のソロで追い上げ、9回も無死一、二塁と反撃機をつくったが、京産大の継投にかわされた。

 今大会は初戦の第1代表決定戦1回戦で京産大にサヨナラ勝ちし、同準決勝でも佛教大(京滋大学)に快勝。層の厚い投手陣に加え、野手も甲子園経験者が多く、初の明治神宮大会出場にあと1勝に迫っていたが、前日3日の同決勝で関大に競り負け、この日も2点差が届かなかった。

 酒井真二監督(37)は「厳しい練習を課してここまでやってきただけに、最後は選手の喜ぶ顔が見たかった。上級生と下級生のバランスが取れたいいチームだっただけに、本当に悔しいです」と声を振り絞った。