阪神南信男球団社長(52)は4日、「中日提案」をしぶしぶ了承した。北京五輪開催中の外国人選手登録枠の拡大について、オフの補強が完了した後の急な提案として反対を表明していた。しかし4日出席した実行委員会で反対球団が少なかったこともあり、「大勢に従います」と折れる形となった。阪神では藤川、新井ら最大4選手が五輪に召集される可能性があり、戦力ダウンは免れない。それでも「大した問題ではない」と緊急補強を否定。現在契約を結ぶウィリアムスら4人の外国人(育成枠を除く)の活躍を期待している。

 また球界全体で試合時間の短縮を試みるが、球団としても協力する姿勢を見せた。「ジェット風船を拾う人員を増やすとか対応をしないといけない」。甲子園で7回にジェット風船を打ち上げることが定番で、試合進行を妨げないようにスピードアップを図る。