横浜を戦力外になり広島へ移籍する石井琢朗内野手(38)が29日、自費で横浜スタジアムを貸し切り、ファンへの感謝を表す「琢朗から『ありがとう』の会」イベントを開催した。発表では3500人のファンが参加。オークションではユニホームが20万円以上の値で落札されるなど、人気の高さをうかがわせた。

 イベント終了後に石井は「広島に骨をうずめるつもり。やれる限り現役を続けたい」と“生涯広島”を宣言した。心はすでに広島の一員だ。ブラウン監督は石井について特別扱いはしない方針だが、定位置奪取に闘志を燃やす。「梵や小窪君とレギュラーを争いたい。新球場の開幕スタメンになれれば最高ですね。何でもいいからチームに貢献したい」と話した。