キャンプ練習休日の巨人若手選手が16日、宮崎総合運動公園で始まったWBC代表合宿を視察した。開幕ローテ入りを目指す西村健太朗投手(23)は普段練習するブルペンに足を運び、松坂、岸の投球を凝視。「こんな貴重なチャンス、そうないですから」と、特に現在練習中のカーブの投法についてチェックした。

 多くの報道陣に紛れ、サムライ投手陣に視線を送る西村健がいた。オフに岸と会食する機会があり、持ち球カーブを学んだ。「腕を緩めずに振って(ボールを)抜く。イメージが大切」と頭にたたき込んだ。同時にブルペンにいた松坂もカーブを重点的に投球。「松坂さんも腕を思い切り振る。そして左半身の使い方。体が開きません」と収穫は大だった。本球場にはイチローに熱視線を送る坂本の姿が。一流を見て学ぶ。同じ敷地でキャンプを張る利点を生かし、充実した休日を過ごした。

 [2009年2月17日9時15分

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