<西武5-7ソフトバンク>◇28日◇西武ドーム

 ソフトバンクの最強セットアッパー、ブライアン・ファルケンボーグ投手(31)がパ・リーグ相手には初となる自責点を許した。1点をリードした8回に登板。先頭の片岡に右前打を許すと、続く栗山に左中間深々と破られ同点。「(栗山には)インコースを狙ったけど、僕のミス」と外角高めに浮いた直球を反省した。この試合前まで26試合に登板し自責点3。絶対的な安定感を誇る右腕の失点に、一瞬チームには「黒星」の2文字がよぎった。

 それでも同点とされた後、本領を発揮した。1死一、三塁からは石井義、G佐藤と連続三振を奪った。直後に味方が勝ち越し。5月31日中日戦以来、28日ぶりとなる4勝目も転がり込んだ。高山投手コーチも「ファルケンボーグは、打たれた後をしっかり抑えてくれた」と評価した。防御率は、いまだ1・15。今後も「SBM」の中心となって快投を続けていく。

 [2009年6月29日12時28分

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