<ソフトバンク3-1オリックス>◇30日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンク先発の大場翔太投手(24)がわずか8球で危険球退場となった。1回表。先頭のオリックス坂口に四球を与えた直後だった。バントの構えをみせた2番大引への初球。頭部への死球で、退場を命じられた。ぼうぜんとした表情でマウンドを降りた。「バントをさせようと思ったんですが。あんなふうになってしまって…。チームに迷惑をかけてしまいました」と試合後もうつろな目だった。

 登板前日の29日には「明日は7度目の正直です!」と、元気いっぱいに今季7度目の先発での初勝利を誓っていただけにショックも大きかった。「(高橋)秀さんにも、他の中継ぎの方にも『迷惑をかけました』と言いました。チームが勝ったので少しは救われました」。重い足取りで球場を後にしていた。

 [2009年7月31日11時12分

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