インフルエンザ禍の日本ハムが「若い力」で流れを変える。25日のオリックス戦(京セラドーム大阪)はプロ初先発の植村祐介投手(21)、26日の同戦(スカイマーク)に3年目の糸数敬作投手(24)を先発させる予定。27日先発予定の多田野と合わせ、計プロ12勝の若手右腕3人衆に連敗ストップを託す。

 発熱で離脱した八木に加え、エース・ダルビッシュも右肩内出血で登録抹消される緊急事態を救うべく、フレッシュな顔ぶれで戦いに臨む。19日楽天戦(旭川)が雨で流れ、先発デビューが1週間ずれ込んだ植村は24日、宿舎近くの公園で軽めの調整を行った。「ゲームを壊さないようにしたい。攻めの投球で、どんどん内角を突いていきたい」と意気込んだ。

 1軍合流から登板間隔は開いたが、厚沢投手コーチは「雰囲気にも慣れたし落ち着きが出た」とメリットを強調。2軍で対戦経験のある楽天からオリックスへ相手も代わり「初物の方がよかった」と同コーチは見る。チームの窮地も若手には大きなチャンスになる。

 [2009年8月25日9時18分

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