ソフトバンク多村仁志外野手(32)が、腰痛のため16日のCS楽天戦(Kスタ宮城)を欠場した。前日15日から違和感を訴えていたが、この日朝も症状が回復しなかった。自ら仙台市内のホテル宿舎で静養することを首脳陣に申し入れ、球場入りもしなかった。17日朝に症状が戻らなかった場合、出場選手登録を抹消されることになる。

 以前から腰痛を抱えていた多村だが、大事な初戦当日に古傷を悪化。井出竜也外野守備走塁コーチ(38)は「思ったより悪かった感じ。打てるのなら代打もあるが、今日に関してはバッティングもできない状況」と説明した。秋山幸二監督(47)は「ぎっくり腰のような感じ」と話すなど、早期回復は厳しいもようだ。

 秋山監督は「明日の様子を見て」と結論を17日に持ち越したが、最悪のケースに備えて、フェニックスリーグに参加していた村松有人外野手(36)を宮崎から仙台へ呼び寄せた。

 [2009年10月17日11時40分

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