ソフトバンク中村晃外野手(34)が「ピンクフルデー2024」の初戦を勝利に導いた。
0-0の2回1死三塁で先制&決勝の左前適時打。同イベントは乳がん検診を啓発する「ピンクリボン運動」も兼ねており、乳がんへの社会貢献活動を続けている“主役”の一打で快勝した。チームは連勝。65年の南海以来、59年ぶりとなる開幕37試合以内で貯金15に到達した。
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ピンク基調の特別ユニホームを身にまとい、中村晃はバットを振りぬいた。「追い込まれていたので何とかバットに当てて、どこかに飛んでくれればいいなと。そういう感じでした」。0-0の2回1死三塁で先制&決勝の左前打。スタメン出場は今季9度目だ。打撃職人はクールに職務を全うした。
中村晃にとって特別な3連戦が始まった。この日からの本拠地西武3連戦は「ピンクフルデー2024」。毎年恒例イベントで、乳がん検診を啓発する「ピンクリボン運動」が兼ねられている。中村晃は球団OBの鳥越氏の思いを受け継ぎ、18年から社会貢献活動を開始。「年々大規模にしてくれていますし、お客さんもたくさん来てくれている。少しでも検診に行ってもらるように呼びかけられればいいのかなと」。同イベントの“主役”の一打で打線は11安打6得点の快勝を収めた。
この日は鳥越氏から、うれしいニュースも届いた。「検診を受けて早期発見ができたという話も聞きました。本当に良かったなと思いますし、その人は元気に生活しているということだったので」。球団が「ピンクリボン運動」を始めて16年目、中村晃が寄付活動を始めて7年目。長年の呼びかけが広まりつつある。「発見が早ければ助かる病気なので。早く見つけて、ひとりでも多くの方が元気になれればいいかなと思います」。中村晃は切に願っている。小久保監督も「ひとりでも多くの方にそういう情報が届いて早期発見につながっていけば。彼(鳥越氏)もすごくうれしいでしょうからね。初戦で勝利できたことがなによりだと思います」と話した。
65年の南海以来、59年ぶりとなる開幕37試合以内で貯金15に到達した。同年の南海は7月に球団史上最速で優勝マジックが点灯。最終的に2位の東映に12ゲーム差をつけて独走優勝している。歴史的な強さを見せつけるソフトバンク。この日のV打は「いい活躍ができて良かったです」とクールに話す中村晃だった。【只松憲】
◆ピンクフルデー 06年に「女子高生デー」としてスタート。その後は「タカガールデー」、昨季からは「ピンクフルデー」に名称変更された。乳がん検診を啓発する「ピンクリボン運動」も兼ねている。17日からの3連戦では来場者にピンクを基調とした限定ユニホームが配布されている。



