日本ハムが大相撲研修というユニークな外国人教育に乗り出すプランが9日、浮上した。今季から助っ人陣を一新し、3投手の獲得に成功。元阪神のバディ・カーライル(32=ブレーブス)を除く、ブライアン・ウルフ(29=ブルージェイズ)ボビー・ケッペル(27=ツインズ)が日本生活未体験であることから、生活、慣習の理解などのために、相撲部屋への体験入門などの検討に入った。

 昨季までの全外国人が退団し、新陣容の助っ人構成で臨む今季。チーム内に「先輩」がいなくなり、他選手になじむ潤滑油の存在がいないことが、きっかけだった。1軍戦力として1年間、「ノコッタ

 ノコッタ」してもらうウルトラC。球団関係者は「和を大切にするチームカラー。理解してもらうには日本人の気質を学ぶことが大事。相撲とかいいかもしれない」と狙いを話した。

 野球以外の異なるスポーツ文化から学べれば視野が広がり、理解を深めるスピードも速い。実現した場合の有力入門先はウルフと同じ愛称を持つ元横綱千代の富士の九重部屋?

 [2010年1月10日7時25分

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