21日のイースタン・リーグ巨人戦で左ひざ半月板を損傷した日本ハム中田翔内野手(21)が、一夜明けた22日、千葉・鎌ケ谷の2軍宿舎で心境を打ち明けた。痛みは引いていないが「手術している時間はない」と早期復帰に向けた思いを強調した。

 この日は左ひざの炎症を抑えるために、電気治療やアイシングを行った。福田トレーナーは「まずはあさって(24日)、痛みの確認をするつもりです」と見通しを示した。その状態によって、今後の方針を決める方向だ。

 この日、中田は2月の沖縄キャンプ中盤から違和感を感じていたことを明かした。サポーターを着けながら試合に出場してきたが、ここにきて無理がたたった格好だ。「一気に来た感じ。この痛さは初めて。(試合中に痛みで)うずくまるなんてありえない」と振り返った。この日は21歳の誕生日だったが、見通しの立たない状況に、最後まで笑顔はなかった。

 [2010年4月23日11時2分

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