<広島5-1横浜>◇3日◇マツダスタジアム
カープが勝った!
篠田純平投手(25)が泥沼の連敗を止めた。横浜相手に6回で7安打されながらスレッジの本塁打による1失点にしのぎ、今季5勝目をマークした。悪夢の後半戦6連敗は自分から始まっていただけに、ストップをかけられ満面の笑み。智子夫人の26歳のバースデーに、最高のプレゼントができた。
篠田は攻めに攻めた。横浜の打者の内角をえぐり続けた。1点リードの5回1死満塁のピンチでは、4番村田にも内角を突いて遊ゴロ併殺打に仕留めた。
「右打者が詰まっていたし、自信を持って内角へ投げ込もうと思った」。
先発投手の責任を痛感していた。後半戦の開幕投手を任されながら、ヤクルト相手に3回5失点KOされた。それから、チームは黒星ばかりを積み上げる泥沼状態だった。
「この悪い流れは僕がつくった。申し訳ない気持ちで、この日の登板までの1週間は、すごく長く感じた」。
連敗の責任を背負い込み、試合前のバッテリーミーティングで指示された「内角攻め」を徹底した。チームに久々の白星をもたらした。
この日のマウンドで頑張らなければならない理由がもうひとつあった。ちょうどこの日は、球場に応援に来ていた智子夫人が、26歳になる誕生日だった。お立ち台に上がった篠田は自ら「あとひとつ言わせて下さい、今日は僕の奥さんの誕生日なんです!
最高のゲームでした。これで胸を張って帰れます」と叫んだ。
夫人の誕生日に登板するのは初めてで「負けたらカッコ悪いな」と思いながら、苦境のチームを救って「夫の威厳が保てた?
そうですね」と笑った。
2人の間には3月に女の子も授かった。球宴休み中にはお宮参りにでかけた。遠征に出ていないときには、子どもをお風呂に入れるようにもしている。よきパパとしてもいいところを見せられた。
野村監督も「篠田はミーティングで指示されたことをしっかりできていた」と評価した。「勝つことで気分的に変わるし、毎日がきっかけになります」と指揮官。篠田が、今度は連勝のスターターになる。【高垣誠】
[2010年8月4日11時2分
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