西武に不当解雇されたとして、大久保博元・前2軍打撃コーチ(43)が11日、法的手段に踏み切った。代理人である阿部鋼弁護士は「本日、裁判所に法的措置を求める手続きをいたしました。シーズン中なので内容について現時点ではコメントいたしません」と話した。球団を相手に、司法の判断を仰ぐことにした。

 同コーチは雄星投手への暴行などを理由に7月29日に解雇処分を受け、小林球団社長ら4人が厳重注意処分だった。阿部弁護士は「解雇の理由となった事実関係が不明確なまま、関係者間の処分が一方は『注意』で、一方が『解雇』に分かれたことに、違和感を感じている方も少なくないのでは」と疑問を投げかけた。この件に関して、球団はコメントしなかった。

 [2010年8月12日8時44分

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