4番が最後の追い込みじゃ!
広島栗原健太内野手(28)がシーズン残り9試合での完全燃焼を誓った。24日はマツダスタジアムで行われた全体練習に参加。6月に右手首を骨折し2カ月の離脱を強いられたが、9月は20日横浜戦(横浜)と21日ヤクルト戦(マツダ)で2試合連続2本塁打を放つなど打撃も上向きだ。打率も2割9分1厘に向上。今季の規定打席数まで33打席足りず、ラストスパートで「3割&規定打席」を決めに行く。
決して満足のいくシーズンではない。右手首骨折、腰の張り、右足甲への自打球…。故障が度重なり、体の状態も万全ではないが、それでも栗原は前を向く。残り9試合。今季の最終コーナーを回って、最後の直線で全力を出し尽くす。
「少しでも数字を上げて終わりたい。規定打席数にも乗らないより、乗る方がいい。(打率3割は)あまり意識すると難しい。結果よりも自分のいい形を」
シーズンの佳境に入って状態を上げてきた。9試合連続安打を継続中で、20日横浜戦と21日ヤクルト戦にかけてはプロ初の2試合連続2本塁打を放った。打率も9月初旬の2割7分台から2割9分1厘までアップ。区切りの3割も目前に迫っている。25日は阪神戦(甲子園)だ。主砲は結果にとらわれ過ぎず、1球1打席に集中する。
すでに13年連続Bクラスが決まっているが、集中力を保つ発奮材料も多い。今季はここまで413打席。シーズンの規定打席数を残り33打席で満たす。1試合4打席ペースでギリギリ到達する計算。07年から3年連続で到達しており、まさにラストスパートになる。
骨折した右手首は万全ではないが、状態は上向いている。21日のヤクルト戦。8回に松岡の変化球をとらえ、左翼に豪快な14号本塁打を架けた。内田打撃統括コーチは「あれが本来の彼の力の伝達だよ。例えば、高めの球にレベルスイングで打とうとして右肩も下がって、反応も遅くなっていた」と説明。この日もスタンドティー打撃を行った。高めのボールゾーンに置いた球を打つことで、トップ位置などを再確認した。
栗原も「トップの形ができてスイングしないと、力も伝わらない」と話す。長打が出ず、悩んだ時期もあった。試行錯誤をへて、いまがある。打率3割も大きなモチベーションになる。4番の誇りにかけて、全力疾走する。【酒井俊作】
[2010年9月25日11時33分
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