西武のCSスタメンマスク争いが激化してきた。6日、フェニックスリーグで韓国斗山ベアーズに17安打15得点で大勝。9番捕手で先発の銀仁朗(23)が3回に9月29日の1軍昇格後初安打となる左前打を放つと、5回には二盗を阻止し「使ってもらえるならチームに貢献したい」と復活をアピールした。渡辺監督は「昨日今日(の結果)でCSの頭(スタメン)を考える」と明言を避けたが、今季の復帰が絶望視された3月の左ひざ手術を乗り越えて名乗りを上げてきた。

 打線は渡辺監督が「キーになる打順」として挙げた7番高山は満塁弾を放つなど2試合連発と好調。さらにシコースキーがサヨナラ打を浴びて優勝を逃した9月26日の日本ハム戦以来の登板で、1回を無失点に抑えた。最速は147キロで3奪三振とこちらも復調を印象づけた。チームは投打に収穫を得た合宿から7日に帰京し、ロッテとの大一番に備える。

 [2010年10月7日9時42分

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