阪神クレイグ・ブラゼル内野手(30)が20日、巨人王貞治氏が持つ日本記録55本塁打の更新を誓った。大阪・伊丹空港発の飛行機で帰国。来季へ頼もしい約束を交わし、母国へ戻った。公約は本塁打王。しかも球史にさんぜんと輝く新記録だった。

 ブラゼル

 今年は本塁打王も打点王も取れなかった。ただ、来年は自分に対しての期待を持っているし、今年以上のものを残したい思いが強い。それが結果的に王さんの記録更新につながれば素晴らしいことだと思うよ。

 大砲が口にしたのは、世界の本塁打王の名だった。64年のシーズン55本は、01年ローズ(近鉄)、02年カブレラ(西武)と並び今なお日本記録だ。08年の西武時代、ソフトバンク監督だった王氏に、敵軍にもかかわらずサインをお願いしたほど、強いあこがれを抱く。目標のアーチストを超えることが、来季へのモチベーションだ。

 1年間働き続けたことが、自信になった。中日、巨人との三つどもえの優勝争いとともに、ブラゼルと巨人ラミレスの本塁打王争いは、終盤までもつれるデッドヒートだった。

 ブラゼル

 楽しめた1年間だったね。個人的にはある程度、納得できる数字を残せた。ただ、最後は満足いく形で1年を終わらせることができなかった。自分だけじゃなく、他の選手もそう感じているはず。

 今季は47本塁打、117打点、打率2割9分6厘と打撃部門すべてで自己最高をマーク。ただ1番になれなかった悔しさを胸に、B砲は早々と動きだす。イチ並びの11月1日が始動日だ。米国で下半身強化に励み、さらなるスケールアップを目指す。【鎌田真一郎】

 [2010年10月21日11時17分

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