阪神が28日のドラフト会議で早大の155キロ右腕、大石達也投手(4年=福岡大大濠)を1位指名する方針を固めたことが24日、分かった。中大・沢村拓一投手(4年=佐野日大)と2人に絞り込んで調査を進めてきたが、このほど一本化。大学最強ストッパーの獲得に動く。

 大石は今ドラフトで同窓の斎藤佑樹(4年=早実)をもしのぐ人気ぶり。早々とオリックスが1位指名を決め、楽天や横浜、広島、ソフトバンクなども1位の有力候補に挙げている。阪神首脳も競合は覚悟の上で「うちが決めた選手に行く」と参戦を決定した。

 くじ引き役は真弓監督が務めるが、すでにオリックス岡田監督も大石獲得への参戦を表明。さらに楽天監督への就任が決定的な星野仙一氏の参戦も予想され、新旧阪神指揮官トリオによる抽選対決の可能性も出てきた。

 [2010年10月25日14時42分

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