来季は“歯ヂカラ”で勝負する!

 広島天谷宗一郎外野手(27)が日南秋季キャンプ終了後に来季用のマウスピースを準備することを明かした。最適な歯のかみ合わせを追求し、最大限のパワーを発揮するために、今年8月下旬から試合で用いてきた。

 キャンプ休日の8日は自らの誕生日で「いい歯(11・8)の日」。天谷は「何カ月かに1回、作りかえたほうがいいということですし。どうしても力んでしまう。力をしっかり出せるようにしたい」と説明。8月27日の巨人戦(マツダ)で本格的にマウスピースを使い始め、いきなり逆転サヨナラ本塁打を放った。その後の試合は92打数30安打、打率3割2分6厘と効果も出た。

 来春キャンプに間に合うよう、広島市内の歯科病院で受診して新たなタイプを作る。今季は打率2割4分5厘と低迷。来季こそ歯ぎしりせず、レギュラーを奪回して白い歯で笑う。【酒井俊作】

 [2010年11月9日10時21分

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