「トイレの神様」も喜んでいます!

 歌手植村花菜が阪神のドラフト5位・荒木郁也内野手(22=明大)にエールを送った。明大野球部はトイレ掃除の伝統がある。そんな若虎の存在を知り、「トイレの神様」を歌う大人気歌手が、日刊スポーツを通じてメッセージを寄せた。

 1軍を狙う俊足ルーキーに、歌手・植村花菜から心強いエールが届いた。

 植村花菜

 私と同じようにトイレ掃除を頑張って、夢をかなえた方がいて、びっくりです。しかも、荒木選手が、私の歌を聴いてファンになっていただけたなんて、なおうれしいです。ファンの方から、「私も神様がいるって言われてトイレを掃除してました」って言われることはあるのですが、著名人の方で、自分の夢までかなえちゃったって人は初めてですね。

 共通点はまさにトイレの神様だ。荒木の出身である明大野球部は学年問わずトイレ掃除に取り組む伝統があり、その習慣が4年間の寮生活で染みついていることを明かしていた。誰もが涙した大ヒット曲はトイレを磨けば「べっぴんさん」になれると歌う楽曲。荒木の場合は、トイレを磨き続け、プロ野球選手になるという夢をかなえた。

 荒木

 ここでというプレーで、(差が)出てくる気がする。(野球の神様は)おそらく見ていると思います。大学で培った良いことは続けたいと思います。

 ルーキーは同じ志を持つ、大好きな歌手からのメッセージに大きな力をもらった。

 荒木

 応援してもらいたいし、応援してもらえるような選手になりたいです。開幕1軍を目指して頑張ります!

 プロ1年目は安芸の2軍キャンプからスタートした。練習試合で俊足巧打をアピールし、19日の紅白戦では紅組の9番二塁でスタメン出場を決めた。50メートルを5秒7で走る脚力を武器に、一気に1軍帯同を目指す決意だ。

 植村花菜

 これからも、ぜひ頑張って、活躍するプロ野球選手になってほしいです。

 大人気歌手はメッセージをこう締めくくった。「トイレの神様」に見守られ、荒木が下克上を狙う。

 [2011年2月19日11時35分

 紙面から]ソーシャルブックマーク