西武菊池雄星投手(19)が11日、教育リーグ・ロッテ戦(浦和)に先発し、大きな手応えをつかんだ。2回を投げ3安打2失点も、内容は悪くなかった。最速147キロをマークした直球で2つの空振り三振を奪い「真っすぐが良くなっている。スピードにこだわるわけじゃないが、球速はもっと上がっていくと思う。150という数字も見えてきた」と自信をのぞかせた。当初は5月ぐらいの1軍昇格が目標だったが「チャンスがある限り、開幕1軍を目指してやっていきたい」と力を込めた。

 ただ、菊池の降板後に予期せぬアクシデントが発生した。7回表の西武の攻撃中、ロッテ浦和球場も大きな揺れに見舞われた、選手も観客もグラウンドに一時避難。試合は続行不可能と判断され、コールドゲームとなった。岩手に実家がある菊池は、すぐに電話で家族や友人に連絡したがつながらず。球場を離れる際も「まだ連絡が取れません。心配です」と表情を曇らせた。