日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナーとセ、パ両リーグの理事長らは今日22日、節電を要請された文部科学省などを訪問し、日程や節電対策などについての報告を行う。

 これに関連して文科省の笠浩史政務官は21日、自身のホームページで、セ・リーグが19日の臨時理事会を開く前、セ側から「見直しの方向性」について助言を求められたと明かした。その上で(1)計画停電の実施地域でのナイターからデーゲームへのさらなる振り替え(2)選手会との合意が大前提、と伝えたと公表した。さらに「私が文科省の政務官として、セ・リーグの開幕を承諾したとの報道がありましたが、承諾した事実はございません」と記した。

 また、蓮舫節電啓発担当相は21日夜、自身のツイッターで高木文科相と同日会談し、セ開幕について(1)節電の観点から開催場所と時間には特段配慮をいただきたい(2)計画停電などで約1000万キロワットもの電力需要抑制が行われている実態を考慮してほしい、と要請したと書いた。今日、NPBと会談する予定とし「私の主張を伝えます」と結んでいる。