日刊スポーツ評論家の清原和博氏(43)が明日10日、東日本大震災の被災地を訪問し、子どもたちの笑顔を取り戻しに行く。8日、所属事務所の親会社にあたる円谷プロが「ウルトラマン基金」の設立を発表。その趣旨に賛同した清原氏は、ウルトラマンやウルトラセブン、バルタン星人と、元横綱千代の富士の九重親方とともに、被災地に向かうことを決めた。石巻市にぎわい交流広場、南三陸町ベイサイドアリーナ、気仙沼小学校と3カ所を1日でまわる予定。ウルトラマンショーを行うほか、3会場合計でそれぞれ4000食の牛丼とちゃんこの炊き出しを準備している。さらに野菜ジュース1万9000本、水5000本、カロリーメイト4000個などの食料や、石油ストーブ80台に灯油1200リットルなどの生活物資。そして、子どもたちのため、ウルトラマンのDVDや絵本なども持参する。

 清原氏は「地震のあった1週間前に、僕は福島にいました。テレビで何度も流された映像を見て言葉を失いました。今はただ、復興を祈るしかないのですが、現地に行って、1人でも多くの人と触れあえ、元気づけることができればと思っています」と、神妙に言葉を選びながら話した。