クライマックスシリーズ(CS)進出へガチンコ3番勝負の幕開けだ。3連勝中の3位楽天は今日6日、仙台に4位オリックスを迎え3連戦。7連勝中と波に乗る敵とのゲーム差は無く「負け越し=Bクラス」の、つばぜり合いに挑む。だが、星野仙一監督(64)は至って冷静だった。仙台に戻る東京駅。「ガチンコ勝負まで来た、ということがうれしいじゃないか」と静かに切り出した。

 何しろ、8月前半に7連敗。借金11まで落ち込み、最下位も近かった。そこから7連勝でAクラスに再浮上。たくましくよみがえり、今日も勝てば5月6日以来の勝率5割復帰だ。安定した投手陣と、しぶとく1点を取る攻撃陣。星野丸の両翼に“キャプテン”も信頼を寄せる。「今の気持ちのまま行って欲しい。守りでも攻撃でも、変なミスをしなければいい」。これまで表だって口にしなかった選手への「信頼」。星野楽天のステージは上がった。

 初戦の相手先発は金子千。08年から9連敗中の難敵との対決に、岩隈は「今週は1つのポイント。勝ちにつながる投球をしたい」と必勝を宣言した。くしくも、監督もエースも言葉をそろえた。「(ヤマ場は)まだまだ先」。最終決戦に進むため、まずは最初のサバイバルを制する。【古川真弥】