広島前田健太投手(23)は、来季新バットで大暴れする。9日、大阪市内で行われたミズノ社のミーティングに参加し、来季からバットを小笠原(巨人)モデルに変更することを決め、早速注文した。これまでは同僚の石原や東出タイプのバットを使っていたが、グリップが細く重心がバットの先にある小笠原タイプにする。重さ915~925グラムで、中距離打者用だ。

 前田健は「打撃にはこだわりがあります。一流投手と真剣に打席で向かい合えば違ったものが見えてくると思いますし。3割打ちたい」と話した。打てば自分の投球を助けることにもなる。PL学園時代に中軸を打ち、08年には旧広島市民球場最終戦で本塁打を放ったこともある。打撃練習でマツダスタジアムのスタンドへ放り込む男が、来季は打撃でも見せる。