ロッテ今江敏晃内野手(28)がPL学園時代の苦節を乗り越え、チーム2年ぶりに復活するキャプテンに臨む。先月下旬に西村監督から電話で要請されて快諾。1月31日、沖縄・石垣島の宿舎でのミーティングでナインに「僕自身、未熟で迷惑をかけると思うが、勝つために一生懸命やる」と所信表明した。

 小、中、高時代と主将を務めた生粋のリーダーだが、心の傷もある。高3時に部内で暴力事件が発覚し、出場停止処分を受けて、甲子園出場の夢が絶たれた。「こうしていれば、という悔いは残っている。ただ後悔ばかりしてもしょうがないし、経験を生かさないと」。最近は東レ経営者のリーダー論についての著書も読み始めた。「厳しくするばかりじゃ、ついてこない。周りを見ながら発言していく」。10年は主将を担った西岡(現ツインズ)が日本一の原動力となった。西村監督も「年齢的にも中心になって引っ張らなければ」と期待する今江が、2年ぶりの日本一へ導く。【広重竜太郎】