体調を崩していた日本ハム鵜久森淳志外野手(25)が4日、沖縄・名護市内の病院で検査を受け、B型インフルエンザに感染していたことが判明した。日本ハムではキャンプイン直前の1月31日に、小谷野のインフルエンザ感染が分かったばかり。鵜久森も小谷野と同じB型だっただけに、チーム内での感染も考えられる。

 鵜久森は前日3日に体調不良を訴え、練習を早退。その後、同市内の病院で診察を受けたが、インフルエンザとは診断されなかった。この日の朝の体温も36度6分と平熱だったが、念のため再度病院で検査したところ、B型インフルエンザと判明。症状は軽いというが、すでに3日から他の選手と隔離し、感染予防に努めている。栗山監督は「状態が良かっただけに、本人が一番ショックだと思う」と思いやった。

 日本ハムは09年にも、新型インフルエンザに集団感染。シーズン中の8月に選手やコーチの感染が相次いで判明し、札幌ドームのロッカールームを消毒するなど大騒ぎとなったことがある。

 福島チーフトレーナーは「小谷野選手の時の同様に、熱が下がってからも2日間は隔離します。手洗い、うがいの徹底はすでにしている。あとは、免疫力が落ちないよう疲労回復に努めるしかないですね」と今後の対策を口にした。

 小谷野はこの日、練習を再開。チーム本体とは離れて室内練習場で体を動かした。今日5日から全体練習に参加する。【中島宙恵】