ウラのアニキ襲名!?
ソフトバンク多村仁志外野手(34)が4日、ちょっぴり控えめなリーダー宣言だ。「主力4人が抜け、ここからがスタート。若手にも台頭してもらわないといけない。底上げしないといけない。僕も伝えられることは伝えようと思う。還元しないといけないですから」。移籍6年目。今まで仲間に伝えることの少なかった打撃理論が詰まった「多村の箱」が若手へと開かれる。
宮崎キャンプ休日のこの日は「誰か若いのが来てるかな」と生目の杜運動公園に現れ、室内練習場で明石、中原恵と笑い声を交えて汗を流した。ティー打撃では中原恵にさらりと助言。「自分は表だってやるタイプではない。裏でやりますよ。自分のためにもなりますから」。キャンプ休日に開かれる多村塾が隠れた名物になるかもしれない。
球団はメジャー84発の長距離砲ペーニャを獲得し、自分のポジション競争も楽ではない。それでも「僕だけでなく、みんな刺激になるし、球団にはありがたいなと思いますし、僕らがそれに応えないと」と言ってのけた。自分の経験や考えを伝えた若手からの突き上げももちろん歓迎。競争原理が働かなければ連続日本一はないと分かっている。
練習後も目立つのを嫌って「今日は暇だから来たって書いてください」と控えめ。キャプテン小久保と本多選手会長に続く兄貴分はあくまで陰でリーダーシップを発揮するつもりだ。【押谷謙爾】



