阪神マット・マートン外野手(30)が8日、沖縄キャンプに合流した。第3子出産のため来日が遅れていたが、前夜に沖縄到着。時差ボケに負けじと、いきなりの118スイングで全開を宣言した。

 「なんか新しい選手が来たみたいな感じで、(練習前ミーティングでは)前に出てと言われてね(笑い)自分はあまり頭が賢くないから、芸人さんみたいにうまくしゃべれなかったよ」

 9時40分に球場到着。報道陣に囲まれ「オクレテ、スミマセ~ン」と照れ笑い。次々に首脳陣、選手と言葉を交わした。練習前には合流のあいさつで笑いと拍手をゲット。ここからマジメ助っ人の本領発揮だ。

 アップ、キャッチボール、走塁練習後、宜野座ドームに移動。得意のルーティンワークをスタートさせた。スタンドにボールを置き、コースごとに打つティー打撃を38スイング。さらにカーブマシンでフリー打撃を80スイングだ。足の上げ方は10年時に近い適度な高さ。右方向への打球は次第に熱を帯び、中堅から左翼方向への大飛球を連発した。

 「(来日が遅れた)1週間の埋め合わせじゃないけど、開幕に間に合うように。(屋外フリー見送りは)コーチの方が無理してのケガに気をつけよう、ということだったんでね」

 「練習の虫」のやり過ぎを考慮し、首脳陣はあえて練習量をセーブ。第3クール初日の10日から屋外フリー打撃を開始する見込みだ。本人はすでに9日の休日返上練習も予告。開幕へ、一気にギアチェンジするつもりだ。【佐井陽介】