ロッテがキャンプを張る石垣島が来年以降のオープン戦誘致を検討していることが15日、分かった。これまで離島ということもあり、他球団の招聘(しょうへい)は難しい状況だった。だが昨年1月に約12億円をかけた石垣市営球場の改修工事が終了し、約8000人収容とハード面でも充実。具体的な進展はこれからだが、市関係者は「ぜひオープン戦を誘致したいと考えている。巨人を呼べれば最高です」と機運が高まっていることを明かした。

 ロッテにとっても歓迎できるプランだ。今キャンプは紅白戦6試合を組んでいるが、対外試合となるオープン戦は25日の中日戦からと12球団で最も遅い。味方同士の対戦だと投手の内角への攻めも遠慮がちになる。

 石垣島で初めてプロ野球オープン戦開催が実現すれば満員は確実。ロッテも本番により近い戦いを体感し、強化につながる。