楽天星野仙一監督(65)が嘆いた。2試合目の対外試合となった21日の巨人戦、先発長谷部が大崩れした。2回を3安打4失点。特に、1回は3安打に3四球を与え3点を失った。直球は130キロに届かず、変化球はストライクが取れなかった。監督は「ブルペンでは良かったそうだが、試合で出せないのは実力。けんかにならん。四球、四球で。点の取られ方が悪い」と、自滅といえる四球絡みを指摘した。
この時期の練習試合とあって、言い方は終始、穏やかだったが「寂しかったな」とボソリ。6枠の先発ローテーションのうち「確定」は、田中と塩見の2人しかいない。ヒメネス、井坂が有力候補として続くが、まだ構想が固まらない。監督は「こんなに空いているチームはない。『奪えよ』と言いたい」と言ったこともある。岩隈が抜け、永井は故障明け。台所事情は苦しいが、逆に言えば若手にはチャンス。それなのに、ものにできない彼らに、もどかしさが募っている。
降板後の長谷部は無言だった。監督は「チャンスは、まだあげる」。そう言うしかないチーム事情もある。とにかく、そう言ってもらえるうちに、長谷部本人がチャンスをつかまないといけない。【古川真弥】



