広島前田智徳外野手(40)が24日、臨戦態勢に入った。日南キャンプの室内で、1時間にわたって約400球のマシン打撃を行った。前日23日までは変化球マシンを打っていたが、今日25日のシート打撃を前にし、140キロを超える直球を打ち込んだ。

 「遅いじゃろ!」。「壊れてるじゃろ!」。マシンに対しての不満をぶちまけながら、バットを振った。マシンの性質上、制球が乱れるため143キロ以上には設定できない。スピードに物足りなさを感じ、自らスピードガンを握り球速を計測する場面も。打席のラバーをマシン側に近づけるなど、体感速度は150キロに迫るが、それが遅く感じるのは好調の証し。2ケース分のボールを打ち終わると、あおむけになり大の字で倒れ込んだ。

 前田健、ルーキー野村が登板するシート打撃で打席に立つ。「明日にならないと分かりません。僕はもう野球選手ではないので」。前田節を残し球場を去ったが、調整は着々と進んでいる。【鎌田真一郎】