阪神マット・マートン外野手(30)が26日、今後の実戦に全試合出場する意気込みを示した。今日27日の沖縄キャンプ紅白戦から開幕までオープン戦に練習試合、メジャー戦を含めて21試合。助っ人としては超異例のフル出場を希望した。

 「全部出たい。コーチ、アキ、タカマツ、サムイ!

 デモ、ダイジョーブ!

 デタイデ~ス!」

 実戦で調子を整えるタイプ。とはいえ、過去2年間はさすがに地方遠征を外れた。10年のオープン戦は甲子園で1試合、11年は高知・春野、滋賀・皇子山の2試合に欠場した。今年は第3子出産立ち会いのため来日が遅れ、すでに最初の実戦4試合に欠場。今後は安芸や春野、高松など地方でのオープン戦も予定されるが、出場する気は満々だ。

 1番、3番以外での打順を検討する場も増えそうだ。和田監督は「他の打順を試す可能性はある。何番でもこなしてくれる信頼感はある」と説明。ガンガン打席に立ち、最高の居場所を手に入れる。【佐井陽介】