持ってる男だ、サヨナラ打!

 阪神ドラフト3位西田直斗内野手(18=大阪桐蔭)が26日、練習試合・四国ILplus選抜戦(安芸)でプロ初安打となるサヨナラ打を放った。代走で5回から出場し、9回の第2打席に回ってきた1死二塁のチャンス。初球の外寄り直球をたたき、左前に運んだ。

 「初球からどんどんいけと言われていてそれだけを考えていました。ホッとしました。うれしかったです」

 この日の試合前まで、実戦3試合で7打数無安打。待望の初安打に笑顔が弾けた。大阪桐蔭2年秋の大阪大会決勝・履正社戦で放ったサヨナラ本塁打以来の殊勲打。クールな表情で一塁ベースを回ったが、しっかり親孝行していた。父正哉さん(49)母芽生(めばえ)さん(49)姉侑香さん(21)が12日西武2軍戦に続き、観戦。正哉さんは「良かったですね。回ってこないかなと思ってたけど、チャンスをくれてね」と目を細めた。

 だが、西田はプロ初安打にも浮かれることはない。「明日の練習で気を抜いてやったら、今後につながらない。明日もしっかり集中してやっていきたい」。勝負強い打者を目指し、1歩ずつ着実に、プロの階段を上っていく。【岡本亜貴子】

 ◆西田直斗(にしだ・なおと)

 1993年(平5)4月26日、大阪・柏原市生まれ。柏原小2年から野球を始め、全国大会4強。柏原中では「八尾フレンド」に所属し、全国大会8強。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。2年春の甲子園に「7番一塁」で出場し、東海大望洋戦で3安打5打点。高校通算26本塁打。185センチ、79キロ。右投げ左打ち。