日本ハム土屋健二投手(21)が「ダルビッシュ軍団」の一員として迎えた4年目のキャンプを終えようとしている。沖縄・国頭村で行う2軍キャンプスタートとなったが、栗山英樹監督(50)ら首脳陣から9日の1軍紅白戦に呼ばれるなど期待の高さは相変わらず。しかし、ソフトボール出身のルーキー大嶋にヒットを許すなど、初の実戦登板はほろ苦いものになった。
「今年、やらないとヤバイです」。手応えはある。1月にダルビッシュ、楽天田中ら超一流を含むメンバーと宮崎での合同自主トレに参加した。リーダーのダルビッシュからは技術、メンタルなど全ての面で、学ぶことが多かったという。昨季まで同じ都内ジムでのトレーニングができるように手引きもしてもらうなど、公私に慕ってきた大エースから「いろいろ勉強になった」と帝王学を伝授された。
今季の日本ハム先発陣でローテ入りが確定している左腕は武田勝しかおらず、土屋は貴重な存在だ。マウンド度胸の良さは投手の中でも屈指で、あとはキレと制球がワンランクアップすれば、ブレークする可能性は一気に高まる。土屋は「今はまだまだですけれど、ここをやっていけば、良くなるというのは分かっている」とチラリと自信ものぞかせる。今季で離れ離れになるダルビッシュからも、奮闘を厳命されたという。背水の覚悟で勝負を懸ける1年はまだ始まったばかりだ。【高山通史】



