甲子園で守備テストが本格化する。阪神は今日9日の日本ハム戦から14日まで本拠地甲子園で5試合のオープン戦を戦う。和田豊監督(49)は「甲子園は5試合だから有効に使わないと。新しいポジションの選手もいる。甲子園の器を知ってもらわないといけない」と課題を明確にした。

 コンバート組の目玉は一塁城島と左翼ブラゼルだ。ブラゼルと一塁を争う城島は「風とかファウルゾーンの広さとかをね」とポイントを挙げた。金本が休養時の左翼候補になっているブラゼルは「クッションボールとか風を勉強したい。左翼で出させてもらえるのはありがたい」と前向きな姿勢を見せた。

 また、金本も天候を見ながら今日9日にも左翼守備につく。開幕3週間前から試合で守るのは異例。2年前に痛めた右肩の状態の良さを物語っている。

 甲子園は右から左に強く吹く「浜風」や広いファウルゾーン、外野フェンスの跳ね返りも独特。ホームの利を最大限に生かすために、この5試合が貴重なテストの場になる。