<オープン戦:DeNA0-3ソフトバンク>◇13日◇平塚

 昨季12球団で断トツの180盗塁を決めたソフトバンクが今年も足で点を稼ぐ。DeNA戦も6度の企画で4盗塁を成功。オープン戦11試合でチーム合計24盗塁を決めた。1試合平均2・2盗塁。単純計算すれば144試合で314盗塁となる。

 チーム盗塁王は2番に座る明石健志内野手(26)だ。1回1死から二盗を決め、オープン戦は8盗塁となった。

 「いけるところはいきます。今日で8個目ですよね。走れるところはすべていくつもりです」と猛アピールしていく。明石だけではない。福田秀平外野手(23)が2回にスチールで先制ホームにつなげた。7回に代走で出た今宮健太内野手(20)も二盗、三盗と決めて得点した。「そういうところからアピールしないと大事な場面で使ってもらえない」と今宮も必死だ。現役時代、盗塁王を4度獲得した大石ヘッドコーチは「1つでも先の塁に行けば得点の確率は上がるわけだから。昨年は三盗が少なかったけどもっと増やしたい」。チームを日本一に導いた機動力が、さらに威力を増しそうだ。