<オープン戦:ロッテ6-5阪神>◇16日◇QVCマリン
完璧な調整登板だった。ロッテ渡辺俊介投手(35)はパーフェクト投球のまま迎えた3回2死、最後の打者に対してはセットポジションで構えた。4日のソフトバンク戦(ヤフー)で露呈したクセを直し、改良したフォーム。走者はいなかったが、想定しながらクイックで投げた。三ゴロに抑え、悠々とベンチに下がった。「結果にこだわった」と言いながら、しっかり調整するところに、らしさが出た。
新たな武器も有効だった。2回、ブラゼルと新井貴に対しては、打者の手元でフワッと浮き上がる新軌道のスライダーを試投した。「前回は松中さんにも投げた。左打者にも使えるし、手ごたえを感じている」と、使えるメドが立った。
11日に170球投げた後、中4日での満点投球。ベテランの渡辺俊がこの時期に、これだけの内容を見せれば、普通はローテは当確だろう。だが、今年のロッテはそうもいかない。西村監督も「まだ決まってません。先発の数も増えてきてるし、だれを入れるか迷うくらいなのは、チームにとってはいいこと」と、まだまだ競争させる考えを示した。【竹内智信】
◆ロッテの開幕ローテーション事情
2カード目が2連戦のため、最初は5人だが、その次から6人で回す予定でいる。確定的なのは成瀬、唐川、グライシンガー、ペンと新人の藤岡の5人。残る1枠をベテランの小野と渡辺俊で争っている。



