<オープン戦:広島3-5中日>◇17日◇マツダスタジアム
中日平田良介外野手(23)が、マエケン撃ちで初の開幕スタメンを当確させた。開幕前哨戦の広島戦の2回、エース前田健から左翼席へオープン戦1号本塁打。初猛打賞のおまけつきにご機嫌の高木監督が明言した。3月30日からの開幕広島3連戦(ナゴヤドーム)は左翼和田、中堅大島、右翼平田の布陣が濃厚となった。
前田健の甘いカーブを逃さなかった。平田がフルスイングした打球は、あっという間に左翼席に飛び込んだ。2回の第1打席。オープン戦10試合31打席目の1号弾で、プロ初の開幕スタメンが当確だ。左翼和田、中堅大島、そして右翼平田。高木監督は開幕戦の外野布陣について「その3人じゃないの」と明言。7年目の春をつかんだ。
平田
カーブを狙っていたわけじゃないけどうまく反応できました。開幕で当たりそうな投手。去年も1本打ってるし、いい感じで、相手にイヤな印象を与えられたんじゃないですか。
胸を張った。2週間後の開幕3連戦の登板が濃厚な、エースを撃った価値は高い。実は前田健が自己新の15三振を奪った昨年10月21日のシーズン最終戦でも、1発を見舞っていた。これがオフをまたいでの“2打席連続弾”。チームが前田健に苦戦する中で、5回にも三塁内野安打を放つなど、マエケン・キラーも襲名だ。大事な開幕前哨戦で、心理面でも優位に立った。
平田
やっとボールも見えてきたしいい感じです。間に合って良かったです。
新フォームにも手応えをつかんだ。統一球対策で昨季途中からすり足を改め、左足を上げるフォームに改良。そして昨季11発からの量産を目指し、今キャンプからさらに数センチ高く上げる打法に取り組んだ。だが前日までのオープン戦打率は1割6分。それでも長打を期待できる存在として、高木監督は全試合に起用し続けた。9回にも勝ち越し点につながる右前打を放つなど初めて3安打猛打賞。「打てなくても試合に出してもらっていたので。数多く打席に立たせてもらったことが大きいです」と平田は首脳陣に感謝した。
高木監督
彼にはあれこれ注文を出すとおかしくなる。思い切ってやってくれればいい。でもまあ、あれぐらい打ってくれんとね。
眠れる男のお目覚めで開幕への期待が膨らんできた。本番でもマエケンを打ち砕く-。竜の3連覇へ役者がそろってきた。【松井清員】



