<オープン戦:広島3-4中日>◇18日◇尾道
サンデー祐ちゃん万全でーす!
広島野村祐輔投手(22=明大)がデビュー戦の予行を完了した。中日戦でプロ初本塁打を浴びるも5回4安打2失点と粘った。中6日での登板間隔にも順応。次回は25日のソフトバンク戦(マツダスタジアム)で最終調整し、4月1日中日戦(ナゴヤドーム)で公式戦デビューすることが濃厚だ。
崩れそうで崩れない。野村が「らしさ」を発揮した。3回は連打を浴び、無死一、三塁からのスタートだった。だが、ルーキー高橋周には「狙いました」とチェンジアップで空振り三振。四球を与え1死満塁となっても、堂上直には「(フライを)上げられると1点」と細心の注意を払った外角低めの直球で、遊ゴロ併殺打。抜群の制球力があるからこそ成せる技だった。
4回には1死一塁からブランコに初球の内角直球を左翼スタンドに運ばれた。プロ初被弾にも「気持ちが入っていない球だった。ひと振りで2点入るので、気をつけていくべきだった。それも収穫です」とへこたれることはない。後続を断ち、5回4安打2失点と先発の役割を果たした。
野村
前回はボールを見てこられたけど、ちょっとは勝負してもらえた。(井端と谷繁は)次の回に(スコアボードの)名前を見たら代わっていたのでビックリしましたけど。
2週間前に対戦した4日のナゴヤドーム。不気味な1、2番には、勝負ではなくデータ収集に徹された。荒木と井端が1度も振らずに見逃し三振。新人の球筋をチェックしているのは明らかだった。2度目の対戦となったこの日は、2人ともバットを振り“対戦”が成立した。出場予定がなかった井端、谷繁が1打席限定で打席に立ったのは、黄金ルーキーに対する警戒心の強さの現れだ。
次回は25日ソフトバンク戦(マツダスタジアム)で開幕前最終登板となる予定。2カード目の巨人戦でデビューする可能性もあったが、中6日のリズムを覚えたルーキーは当面、日曜日が主戦場になる。
前回登板の11日ヤクルト戦(福山)に続き、この日も小雨がぱらつく中での投球だった。「でも、試合ができるぐらいなんですよ」と雨男なのに持ってる?
ドーム球場であれば雨の心配も無用だ。2週間後のデビュー戦では早くも中日打線と3度目の対決。二度あることは三度ある、とばかり、正確無比な投球で竜をひねる。【鎌田真一郎】



