<オープン戦:日本ハム12-3ソフトバンク>◇21日◇札幌ドーム

 先輩の意地だ。ソフトバンクのアレックス・カブレラ内野手(40)がオープン戦1号ソロを放った。5回1死、根本の内角低めに食い込んできた直球をすくい上げ、左翼スタンド中段まで運んだ。対外試合では7試合19打席ぶりの安打。ただし「結果より、打席を有効に使えたかが大事。3安打、2本塁打を打ったとしても、今は必要ではない」と日本12年目のベテランは意に介さなかった。

 DH争いするペーニャの3安打にも「いい打球を打っている。調子が上がっているね」と余裕で受け流した。従来の足を広げたノーステップ打法から今季はステップ幅を狭めた新スタイル。それだけに「自分の状態やタイミングを大切に、開幕へ向けて段階を踏むのがオープン戦だから」と冷静。最後に「オープン戦の本塁打は久々じゃないかな」と言い残したがこれは間違い。昨年はラスト2戦連発で締め、開幕スタメンを確定させている。カブレラにとって吉兆と言えそうだ。