<日米親善試合:阪神5-1マリナーズ>◇25日◇東京ドーム

 スイッチオンや!

 阪神和田豊監督(49)がメジャー球団から、04年のヤンキース戦以来となる白星を挙げた。モヤモヤとした不安を振り払う快勝で、一気に視界が開けてきた。

 和田監督

 昨日までチーム状態は悪かったが、選手が今日のゲームを楽しみにしていた。気合が入り、これまで20試合近くやってきたが、スイッチが入ったゲームだった。

 指揮官の言葉に、力強さが出てきた。前日24日のオリックス戦では、守備が乱れ、投手陣も精彩を欠いた。打線の調子も上がらず、不安は募るばかりだった。この日、オープン戦の最下位が決定。しかし負のデータに別れを告げる1日になりそうだ。主軸が快音を響かせ、伊藤隼や柴田ら若手も結果を残した。左腕藤原をイチローに対し、ワンポイントリリーフで起用するなど采配も臨戦態勢に入った。攻守に歯車がかみ合ったのも、安心材料だ。

 和田監督

 真剣勝負の中で、意識が違ってきたのが、打席に出ていた。開幕まであと5、6日という所で、どれだけ盛り上げていけるか。今日のゲームをきっかけにしたい。

 内外野がフライの捕球に苦しむ場面があったが、昼間の東京ドームは天井が見づらい特徴がある。公式戦への貴重な練習ととらえればいい。きょう26日のアスレチックス戦が最後の実戦。浮上の手応えを失うことなく、3月30日に向かう。【田口真一郎】