ハヤタが柴田がヤンチャになる!

 阪神和田豊監督(49)が開幕戦白星のイメージを固めた。29日に京セラドーム大阪で最終練習。右翼・伊藤隼太外野手(22)&中堅・柴田講平外野手(25)のフレッシュコンビをスタメンで起用するのは確実で「ヤンチャな選手が1人でも2人でも、入ってきて、躍動感あるものを開幕戦でファンに見せたい」と意気込んだ。7年ぶりのリーグ制覇を目指し、和田阪神がいよいよ船出する。

 その時、和田監督はグラウンドにいなかった。シートノックが始まると、観客席に足を進めた。ネット裏から、じっと選手の動きを見つめていた。

 和田監督

 全体を見たかった。それと、明日の試合に対してのシミュレーション。勝ちをイメージする中で、後半こうしようとか、練習を見て、あらためて湧いてきた。

 4番新井が打ち、先発能見が抑える。主力の働きは当然だが、その中で若手の台頭もイメージしただろう。今日30日、DeNAとの開幕戦。ドラフト1位ルーキーの伊藤隼とプロ4年目の柴田をスタメンで起用するのは確実だ。ともに開幕初。和田阪神はフレッシュな力も組み込んで、力強く船出することになる。

 和田監督

 ベテラン中心ではないが、状況判断ができる選手が試合に出る。若い力でヤンチャな選手が1人でも2人でも、入ってきて、躍動感あるものを開幕戦でファンに見せたい。若い力が入ってくるし、大暴れすれば、チームも盛り上がってくる。

 昨年オフは目立った補強はなかった。7年ぶりのV奪回へ、現有戦力は底上げを目指してきた。若手の活躍なくして、チームの躍進はありえない。だから、ヤンチャという言葉を使った。

 それは新任の指揮官にも、当てはまる。戦前の順位予想は、巨人優勝が圧倒的に多い。

 和田監督

 戦力的なことを見れば、抜けているかな、と思っている。そのチームを負かしてやろう、やっつけるという楽しみを感じる。そこに勝っていかないと、一番上は見えてこない。特別な意識はある。違った感情を持って、戦いたい。

 開幕ダッシュ、そしてG倒。巨大戦力を前にしても、ヤンチャ精神で立ち向かっていく。

 和田監督

 少年野球をやっていた時の試合開始前のキャッチャーが「しまっていこうぜ!」と言う、そんな気持ちだ。どの立場になっても、開幕だけは特別。野球人として、この1試合にかける気持ちは他の試合と違うものがある。

 偽らざる心境を明かした。和田阪神の初陣がいよいよやってくる。【田口真一郎】