<ヤクルト8-4広島>◇4日◇神宮

 ヤクルト宮本慎也内野手(41)が4日の広島6回戦(神宮)の2回、福井から中前安打を放ってプロ野球40人目の通算2000安打を達成した。初安打は95年4月13日の中日3回戦(神宮)でキクから。宮本は同大からプリンスホテルを経てヤクルト入り。大学、社会人を経由した選手では古田に次いで2人目だ。1976試合で到達は稲葉と同じ23位のスピードで、41歳5カ月は落合の41歳4カ月を抜く最年長記録となった。04年の34歳シーズン終了時の宮本はまだ1069本。2000本打った40人の中では、34歳以下の安打数は落合の1097本を下回り最少。37、38、41歳シーズンで打率3割を記録するなど、35歳シーズンから931本を上乗せした。

 2000安打の内訳は単打1646本、二塁打268本、三塁打27本、本塁打59本。2000安打到達時の本塁打は新井の86本を下回る最少で、代わりに単打は石井の1551本を上回り最多。通算安打は歴代40位も、単打はすでに歴代8位にランクされている。方向別の本数は、内野安打272本、左翼511本、中堅583本、右翼634本と、右打者ながら右翼へ流した本数が最多。攻撃面では主役でなかった宮本が、中堅から右翼方向へ単打を重ね大台に到達した。