<DeNA12-1中日>◇5日◇横浜

 中日6年目の福田永将捕手(23)が初めてずくしでハッスルした。5回の代打で三振したが、そのまま守りについてプロ初の1軍マスク。久本とのコンビで2回を守った。捕邪飛を落球したり2点も失ったが、7回からはプロ初の二塁で出場。そして8回の2打席目、三浦のスローカーブをとらえ、チームの今季初完封負けを阻止する1号ソロを左翼へ運んだ。

 「点差があったので思い切りいきました。風もあったので入れ!

 と。でも捕手は落ち着いてできませんでした。フライも落として点も取られたし…。二塁は三塁用グラブで守りました」

 横浜から06年高校生ドラフト3位で捕手入団。だが捕手の出場は、07年2軍戦の9試合だけで、08年から野手に転向した。だが打力を買う高木監督が第3の捕手と期待。今季から内野兼任の再コンバートを命じられ、開幕1軍をつかんだ。「僕はいけと言われたところで頑張るだけです」。地元の横浜で家族も応援に駆けつけた前で、奮闘を見せた。