<日本ハム4-5オリックス>◇5日◇札幌ドーム
不思議な勝ちよ。オリックスが「名誉挽回コンビ」の活躍で接戦を制した。3点リードの7回1死一、二塁から平野を投入も、8回に同点とされる展開。だが最終回1死一塁から9番梶本が右前打でチャンスメークして、プロ初1番の大引が決勝犠飛をマークした。
岡田監督
不思議なゲームやけど、この勝ちは大きいかもわからんなあ。普通に終われば価値あるゲームじゃないかもわからんが。
指揮官が珍しく困惑して試合を振り返った。
1番抜てきの大引は3打数2安打2打点。4月23日の練習では野手陣の前で岡田彰布監督(54)から大声で怒られていた。ボールがミットに入るまで首を振って見逃す癖を指摘され「ストライクゾーンは自分の真横やろ。後ろまで見んでいい!」。それ以後、改善努力を続ける大引は「左投手の内角スライダーとかは見てしまうけど、かなり慣れた」。指揮官の忠告で打撃もヘッドを高く掲げるフォームに変更。結果を出しても「迷惑をかけたので取り戻していきたい」と笑みはない。
梶本も必死だった。3回に一塁走者で飛び出してアウト。5回無死一塁ではバントを浮かせてゲッツー。それでも7回に2点適時三塁打、9回は大引の犠飛を演出した。好調の要因を聞かれ「それがわかれば2軍に落ちないです。前の打席でミスしたので何とかしたい気持ちだった」と懸命だ。
岡田監督
梶本は空回りしとったけど、最後はあいつにかけたんよ。9番と1番はバットが振れている。
負けに等しいドロー寸前からの勝利に2人の活躍をほめていた。【益田一弘】



