<中日8-3ヤクルト>◇9日◇岐阜
これぞ、恐怖の8番打者だ。中日谷繁元信捕手(41)が今季初の3安打猛打賞で、17安打を放った打線のキーマンとなった。3-1の3回1死満塁で左翼へ2点適時二塁打。「最近チャンスで打ててなかったので」。モヤモヤを振り払うような当たりで、悠々と二塁ベースに到達し胸を張った。
5回には中前打、6回にも四球で出塁した。1回の右前打も含め堂々の猛打賞。これで、打率も試合前の2割7分5厘から3割1厘へとジャンプアップ。セ・リーグで現在6人しかいない「3割バッター」となり、打率で6位に浮上した。
守備の人。中日投手陣は必ずといっていいほど「谷繁さんのリードのおかげ」と感謝する。中日に移籍した02年以降、最低打率(規定打席到達者)が4回で“ブービー”が1回。だが、今年は大変身。統一球の影か「投高打低」の傾向が強まるなか、見違えるように打ちまくっている。好調の要因は「よく分かんない。(猛打賞は)たまたまが3回続いた」とはぐらかすが、ガハハと笑う表情は生き生きしている。強打者に変身した谷繁がチームを引っ張る。【八反誠】
▼中日谷繁が3安打で打率を・301とし、セ・リーグ6位に浮上した。02年の中日移籍以降、規定打席に到達した年は5度あるが、そのうち4度が打率最下位。唯一最下位を逃れた04年も下から2番目の37位(・260)だった。横浜時代の96年に唯一3割(・300)をマークしているが、16年ぶりの大台クリアはなるか。




