守道竜待望の3番が、驚異のスピード回復で帰ってきた。右腹斜筋の挫傷で離脱していた中日森野将彦内野手(33)が今日16日の交流戦初戦、ロッテとのセパ首位対決で即スタメン復帰する。15日からナゴヤドームでの1軍練習に合流。フリー打撃では柵越えを連発し、復調をアピールした。3番森野、4番和田、5番ブランコ。BMWの再結成で狙うは、初の交流戦制覇だ。

 4月24日ヤクルト戦(神宮)での負傷後、わずか3週間。森野は「僕も2週間、早いと思う。自分でも理由が分からない」と目を丸くした。当初医師からは「今日(15日)ぐらいに筋肉が良くなる」と告げられ、この日がスイング解禁の予定だった。ところが地道なリハビリで医師の想定を超える劇的回復。8日から屋内で打撃練習を再開し、10日からは屋外でフリー打撃。12日からは2軍の広島戦に2試合出場してトータル4打数2安打と、あっという間に臨戦態勢を整えた。

 「バットを持って1週間ですからね。調子うんぬんは分からないし、けが(再発)は気を付けないといけない。でも出るからには結果を残さないといけない。責任を感じてやりますよ」

 気合十分の森野に高木監督も目を細めた。「3番は一番いいヤツが座る所だからね」。負傷までの21試合で挙げた5個の勝利打点は今なおチーム最多。DHを使える次週22日からの敵地楽天戦では7番に山崎を入れる予定で、超重量打線が形成できる。「交流戦は負け越すようなことがあっちゃいかん。最悪でも5割をキープし、貯金を1つでも2つでも増やしたい」。見据える先はセ界初の交流戦V。帰ってきた3番にけん引役を託す。【松井清員】