<オリックス6-0阪神>◇22日◇京セラドーム大阪

 阪神現状打破へ、新井貴浩内野手(35)が走った。2回2死一塁から盗塁を敢行した。間一髪でアウトになったが、久慈内野守備走塁コーチが「そうでもせんと重くなるばっかりだからな」と言うように得点力不足を補う必死の策だった。また、応援団は新井の打席では鳴り物を使わず両手を前に出して「打ったれ~」と念力を送るスタイルを取り入れた。すると、8回にはバットを折られながらも三塁内野安打で出塁。試合後、盗塁について攻撃の工夫かと問われると「そう。そういうこと」とうなずいた。5番打者もがむしゃらだった。