<巨人2-1日本ハム>◇27日◇東京ドーム

 日本ハム中田翔内野手(23)は、開幕から守ってきた4番の座が危うくなってきた。4打数無安打に終わり、今季最長となる18打席連続の凡退となった。安打どころか四球での出塁も22日のDeNA戦(札幌ドーム)を最後になく、一塁ベースが遠い。中田は「ヒットが出ていないから良かったとは言えないが、今は自分のスイングが出来るほうがヒット1本よりもうれしいというレベル」と前向きに話した。だが、打率は1割5分1厘と下がる一方。交流戦打率は1割1分4厘と、より深刻な状況だ。

 連敗を喫した栗山監督の表情は険しかった。「最近2試合に比べたらスイングは良かったし、今日は打つと思った。中田の打順?

 気持ちにブレはないけど、チームが勝つためにどうしたらいいかを考えないといけない立場だからね」。なかなか結果が伴わない4番を、どう起用するか難しい判断を迫られている。